1931年にL-1の後継機種として発表され、トップにスプルース、サイド&バックにマホガニーと後のジャンボシリーズへとつながるファイアーパターンのピックガードや14フレットジョイントなどスモールボディながらジャンボサイズと似た特徴を持っていました。1930年代製L-00の入荷です。スプルーストップ、マホガニーサイドバック、マホガニーネック、ローズウッド指板＆レクタンギュラー・ブリッジ。タイガーストライプ・ピックガード、ボディ・バインディングはトップに施されてます。ナット幅は約43,5mmのネックシェイプは戦前ギブソン特有の極太のVシェイプネック。サウンドの特徴としては、乾いた低音の太い30年代ならではの極太サウンド！数々の戦を繰り抜けてきた、たくましくタフなギターで小さなボディながら全体で振動し繰り出される迫力のサウンドは圧巻です。楽器のコンディションとしては、かなり古い楽器となりますのでそれなりに修理歴はありますが、それすら楽器としての存在感を醸し出しています。トップは1弦側からボディのエンドにかけて約19cmのクラックが入っており、接着修理がされ後ろから補強材が打たれています。またバックについても同様に約10cm割れ修理が有り、こちらは表面はタッチアップが施され後ろから補強材が入っています。ネックのコンディションは良い状態をキープしています。フレットは過去に交換されており、約80%の残量をキープ。ネックリセットが過去に行われ、14フレットジョイント以降の指板は若干修正されてはいますが、さほど気にならないと思われます。弦高のセットアップは、12フレット上で6弦側が約2,5mm、1弦側が約1,7mmとなっています。とても弾きやすい上にサドルの残量も調整の余地が残されていますので、総合的なコンディションで言うと年式以上の素晴らしい演奏性を誇るコンディションです。当店推奨の、素晴らしいL-00です。サウンドもさることながら、その素晴らしい風格もお楽しみいただけます。

付属品：ノンオリジナルハードケース、中古3ヶ月保証書

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